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Thee Michelle Gun Elephant Fan Site WHAT WHAT WHAT

+ Last Sabrina Heaven Tour / 幕張メッセ展示場ホ-ル9,10,11 October 11, 2003 +

October,11 2003

とうとう運命の日がやってきた。

経路がどうなっていたのか。

彼等は何を原因に解散を決めたのか。

そんなの知るよしもない。

けど、彼等の決めたことに文句はいえない。

支度をして幕張につく。

そこには去年。。そして今年の夏。

そして3年前にみた場所が広がっていた。

楽しくて、素晴らしくて、音楽ってすごいよとかんじるばっかりの 場所に今日は懐かしさと、妙に後悔も残っていたりした。。

どうしようもない切なさで終わるんだろうな。。

頭の中は二日酔いと不安で最悪の反乱の一歩手前だった。

不安がこわくて、でもどうしようもなくて。

上の空になって。1人じゃ悲しくて。

みんなの声をきいて、友達の笑顔をみて安心してた。。。

幕張に到着。

フラッグにたくさんの書き込みをしてもらう。名古屋でかいたフラッグも、 福岡のフラッグも、新潟も。。、つぎつぎとひろがった旗。。みんなと酒のんでいろいろはなして。。。

蝦夷暴動を今日で棺に入れる決意をした私はみんなに寄せ書きをしてもらう。 二度と着ることはないTシャツ。思い出のたくさんつまった。

※と、おもっていたのですが、その後、グラストンベリ-にいったとき、一度だけ着ました。そして、 RSR10周年を記念して制作しました。勿論、あの人にも送りました。

そう。ある意味覚悟はしてるんだ。

多分、二度と彼等をみることはできないと。

再結成したって、きっと今の音を再現はできないんじゃないかと。。

でっかすぎる会場は熱気につつまれていた。

両スクリ-ンにはプロモの画像をうまいこと編集したVが流れている。

まったりとしたDJ。昔とちがってロックンロ-ルな感じはない。

ロックな印象。ずいぶんと渋くなったな-といった印象。

Aブロックに向かうべく、AとBの間にあるPAの前を通る。

途中で某バンドのウッドベ-スさん。お店でよく会ってたAさんなど、 大阪でお世話になってる方を関係者席で見つける。

一番前の柵に腕をかけて正面をみていた某バンドさんに声をかけた。 いつもとかわりない顔で、こっちをみてくれた。 彼等は一体どんな心境なんだろうなあ。。

いく途中でAさん(笑)が「お----!!じゅうまんごくううう!!」と、 それはでっかい声で呼び止める。。。

は。。はずかしい。。。

ちょっと話してさっさとAブロックに。。。

そこにはアカヤンかキョウコちゃんとかいた。

2人とも蝦夷暴動をきてた。(泣ける)

キョウコちゃんのはnanaのTシャツであるのは知っていた。 そうだ。ファイナルをみられないみんなの為にも。。。 胸が熱い。

サイトを初めて3年になる。

共感を持ってくれた人。指摘してくれた人。日記を公開していたときは日記について いろいろ意見をくれた人がいた。

好きなことをしてるだけ。

みんなのことなんか考えてない。

けど、好きなことやりつづけてただけなのに、共感してくれた人がいる。愛してくれた人がいた。

誰かもわからない私にメ-ルをくれて。

「ミッシェルの愛情をかんじます」「丁寧なつくりで共感します」

「ここのサイトと出会えて幸せです」

なんだかわからないけど、歯がゆい意見に涙腺がゆるむことがあった。 いろいろいやな意見もあったけど、なにかしらで、 見てきた人のココロをささえられたことができたなら、喜ばいといけない。

きがついたらサイトも、パソコンもデザインもすごい勉強していた。

デザインを通して、ミッシェルと一緒に仕事がしてみたいとおもっていた。

追い掛けて、追い掛けて。。

そんな中でものすごいものを手にすることになった。

仲間だった。

全国に。もっとも共感できる熱い仲間にであえたこと。

オンラインだけの世界なのに、素晴らしい仲間にであえたこと。 そして仲間がいたから形になった自分の夢も有る。

あまりにも大きすぎた大切な存在。 それを与えてくれた4人に今日はお礼をいわないといけない。

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沸き上がる会場。人が波のようにうごめく。

いつものようにSEが流れる。

会場は赤をメインにしたライトで紫、青が多かった。

ときどき青系のライトで会場がひんやりとした雰囲気になる。

DJがとまるだけではじまったとおもって、会場がざわめく。 もお、興奮がとまらないかんじだった。

もうすぐおこる歴史的瞬間。

もお、これで終わりなのだ。

あっというまにおわる疾風の2時間。。。

両腕に魂を込める。

息を整える。

心臓の音を数える。

ステ-ジをみる。

その瞬間をじっとまつ。

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くるな。

くるな。

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ため息に緊張からくるだ液が咽をつまらせる。

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT LAST LIVE..................

会場が暗くなった。

天井が響いた。

轟音が耳をつんざく。

一気に気温があがる。

客が前にのめり込む。

衝動が悲鳴をあげていた。

とうとうはじまった。

とうとう。。

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彼等の最後のライブがはじまる。

SEはゴットファ-ザ-だった。

しらないうちに涙がでていた。

メンバ-がきたときには両目からたくさんの涙がでてきた。

とうとう始まった。

1人がステ-ジにたった瞬間。歓声のつぎにギタ-がなった。

一気に涙は倍になった。

ああ。。

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ドロップだった。。

こみあげた感情はとまらなかった。

涙がすべてをにじませた。

ああ。くっそったれ。。ああ。。そうかよ、そうかよ。そうくるのかよ。。

ステ-ジをじっとみつめていた。

前の柵に群がる人を目の前に、ちょと後ろのほうで4人を見る。

ひたすらに今の音とステ-ジをみてた。真っ白。真っ白。

叫ぶチバの声がさらに涙腺をかき鳴らす。

流されるままにバ-ドメンに。途中でアベのアップがあらわれた。 次に手が映ったかとおもいきや、その手をおうかのように顔に移るカメラ。いきなりの鬼神社。

さらにテンションがあがる。 くそ。楽しい。楽しいぞ。いつもとかわらねえよ。。と。。。

3曲目のデッド スタ- エンド。。

幕張ではクラウド・サ-フしないと決めたけど、この曲はまだこのツア-ではとんでないから、 どうしても後悔したくなくてぶっ飛んでしまった。。。

そのあと後ろで広いスペ-スを利用して踊り捲った。

去年は何人もいたその空間に今は1人でキが狂ったように踊った。

暴れ過ぎて酸欠になってもとまらなかった。ちょっとでも余裕をもたせていたら泣きそうだった。

今、1曲1曲が終わることが怖かった。

今、1曲1曲をもっと聞きたかった。

矛盾が炸裂していた。

どうしていいのかわからない。

後ろで踊りたおす。

スクリ-ンにでてくるチバのアップやウエノのまっすぐな目。 そしてキュウのひたすらに音をだすことに夢中になっている顔。。。 そして。。

アベの顔がアップになった。

最初のときみたいに神社をするまえの食いしばった顔じゃなく、 冷静にどこかをみているク-ルというか、もお、冷酷な顔がしばらくアップになっていた。

あ。。本当に大切な存在になってる。

歓喜。悲しみ。

悲劇。幸福。

いりまじっていりまじって踊り倒してあっとうまに時間はながれていった。

October 11, 2003 幕張メッセ展示場ホ-ル9,10,11

本編があっというまに終わってしまうとアンコ-ルが。。

最初はGTだった。

ぐっと唇をかみしめてでも明るい照明と一緒に軽快に踊る。

両腕でハンドルをもっている真似をしてみる。途中でウエノがおんなじようなしぐさをしたので余計に喜ぶ。

ウエノは最後まで客に優しかった。

最初の紳士的挨拶から曲が終わると深々ととお辞儀をしたり。 ベ-スをもちあげて、みんなの意志を確認したりする。

不安なのか。それとも楽しんでいるのか。。。 途中で泣き顔になっている顔をみて余計に胸が締め付けられる。

すげ-うたってるウエノがいた。一番動きの熱かったウエノがいた。

レゲリボでマイクを自分の胸に何度かついた。(マイクスタンドごと)

伝わってるのか?って、いってるようだった。

ああ。ばかやろう。。涙がとまらなかった。もお、私達のことなんかきにしないでベ-スひけよ。

もお、お前らの音けねえんだよ。おねがいだから、もおそんなにやさしくするな。。 すげ-楽しいのに涙がとまらなかった。

チバはリリィとかですごい笑顔になったり、アンコ-ルでもアップの顔はわらってた。 けど、いつも目を閉じて歌うことはないチバがときどき目をつぶって歌うことがった。

泣いてるのか?涙が汗まみれの顔でわからなかったけど、 世界の終わりで声がでてないのをみて、多分泣いてるんだとおもった。

だから、なんで泣くんだよ!!!

自分もとまらなんですが。。

アベは表情があまりアップにならなかったが、これ以上にない切ない表情になっていた。

弦もきれたけど、(後に分かる事だが、自分で引きちぎったらしい。) 動揺もなく音がガリガリとでていた。

細かく動く手先ときれいな音色。。時折みえる笑顔に嬉しさと空しさがよぎる。。

キュウはいつもと違ってずっと顔が硬い。ちょこっとMCもしたけど、やっぱ堅い。。 一番しんどそうだった。。笑顔は確認できなかったのもあったのかなあ。。

GTにジェニ-。レゲリボ。。 そしてラストのアンコ-ルは期待を裏切らない世界の終わりだった。

わかってたけど。。

ジェニ-で「バイバイジェニ-」「バイバイダニ-!」ってほかの名前もいれて連呼してたのをみて。。。 チバは終わりをつけようとしてた。

チバがなにかをいってたけど、

アベのギタ-でかき消された。

とうとう感情が押さえ切れなくて涙がどんどんでてきて、しまいには大声で泣いてた

酸欠ぎみの体は嗚咽をあげると気管がたえられなくて、咳き込みをはじめる。

止まらない涙はタオルもTシャツもぬらしてた。

ふいても、ふいてもとまらない。

なんども咳き込んで前屈みになる。

辛くて膝をつきそうになってしゃがみ込んでしまった。

音につつまれながら、ステ-ジがみられない自分が情けなかった。

がんばってたちあがってステ-ジをみた。4人の顔はせつなすぎた。

歌い終わったチバは1人ステ-ジをさってしまった。

3人が最後までかき鳴らす。

いつまでもつづきそうなエンディング。。。

終わらないで。やめないで。。

とうとう音が消えた瞬間。。

会場がさけんだ。悲鳴だった。

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終わった。。

終わったよ。。。

終わっちゃったよ。。。。

アベが「ありがとう」と、ほっとした表情でステ-ジにむかっていった。 (ちなみに、他の会場でもアベがこんな感じで挨拶をしていました。)

さらにはウエノがおんなじように「ありがとう」と 髪をふりみだしたままマイクから最後の言葉を発した。

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だめだ!!いくな!!!いっちゃやだ!!

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去っていく3人をずっとみてるしかない自分。

ありがとう。っていいたかった。

けど、声がもお、でなかった。咽の奥が痛かった。辛くて声がでなかった。

無理矢理にだしたら涙がたくさん出てきた。

ああ。おわっちゃう。。おわっちゃうよお。。。

袖に下がっていく3人。そして明るくなる照明。。。

スクリ-ンにはTHANK YOU ROCKER'S I LOVE BABY..

ああ。。ばかやろう。。。

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そのあとはいつもとおなじミッシェルのインストがながれた。

立ち上がってしばらくボ-としてた。

きがついたら途中まで一緒だったぶるちゃんが後ろにいた。2人でぎりぎりまで踊り倒す。

でたあとも汗だくのTシャツにみんなと寄せ書きをしてもらう。

外は雨が降っていた。

すごい寒かった。

頭にタオルをのせて、う-ろんたちと一緒に駐車場にむかう。

駐車場について車に向かうとき、涙がまたでていた。

ここの駐車場は3年前にもお世話になったのだ。

エアジャム。はじめて、大好きだったハイスタをみたところ。そしてイッチャンをみて一目惚れしたところ。

スキャフルがマヨネ-ズのCMで使ってた曲をやてたな。初めてブラフもみたな。

一発目のBDBを駆け足でステ-ジむかってはしっていったところ。。

興奮気味で戻ってきたっけ。

帰りたくない。帰りたくない。。

とまらなかった。

もお、やだ。。もお。ぜんぜん普通にできない。。

車について着替えをした。

汗だくになったTシャツを脱いで、はじめてみんなの寄せ書きをみた。

ミッシェルに出会えたこと、そして私とのこととか、いろいろ。。。

ここに書いてくれた人はみんな幕張で、出会えた人だ。

みんなの言葉がすごい熱かった。

う-ろんに「泣くなよ!」と言われたけど、既に号泣。。

情けない。。う-ろんがアンポンタンを抱き締めてくれた。う-ろんだって辛いのに。。ほんとありがとう。。

う-ろんたちは車の移動もあるので打ち上げには参加せずそのまま車で大阪へ帰って行った。

また、今度。またあおうね。。。

そのあと、藍子とかと合流。しばし休憩。 わりと冷静というか、すっきりとした顔をした3人だった。

夜、幕張参加してた人たちで飲みにいく。けど。テンションはあがらず。。 ど-にもならず。。。

ブラッグの企画をしてくれたヨシダさんは病院にいたようで、ライブがライブが見られなかったらしい。

朝まで呑んだ。ときどき泣いた。

爆音と最後のかき鳴らした余韻が胸に残ってる。

よぎったたくさんの思いでと掲示板の書き込み。

すべてが過去になる。

これからの時間にミッシェルの存在はCDやDVDだけしか存在しない。あのライブはみられない。 一気にアドレナリンが吹き出したあのときはこない。。

友達、思いで。。青春。。ミッシェルで生まれた、とってもおおきな 存在。。

しげさんの車でホテルまでちはるちゃんと一緒に帰る。風呂にはいって1時間程寝る。

ホテルをでたあと品川にでる。途中でミッシェルTを発見する。

ちはるちゃんを見送り、1人帰宅。。

疲労と頭痛と、筋肉痛と耳鳴りと。。。

この3日間ろくに寝てないんだけど変に目がさめていた。

2時ごろに帰宅。。

洗濯しつつ、寄せ書きでまた泣いて。。。

犬の散歩いってまた泣いて。。。

ずっとずっと泣いてた。。。

わけもわからず泣きっぱなし。。。

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April,11 2005

ミッシェルが解散して1年半ぐらい経過しました。

この間、いろいろありました。

レポはちょこちょこ書いていましたがアップするまでにいたらず、 そして、現在までになってしまいました。

自分でも吃驚したのですが、解散したことによって、thee michelle gun elephantが生き甲斐でもあった存在 だったことを改めて思い知らされ、いなくなったことによって、あの幕張以来、吃驚するぐらいの、 「モノケノカラ」になっていました。

ライブでの4人の凄さとか、 作品のつくりこみ、ジャケのパクリっぷり。(笑) なにもかもが、好きじゃなきゃできない。 やりきる凄さに惚れてしまったのです。

やりきる、極めるというのは、 決して最終的なことではなく、単なる通過点やチェックポイント というのか。。竹でいったら(何故竹?)「節」なぐらいでしかないということ。

やりきる、極めるレベルを高くしていくことを彼等から教わったきがします。 そんなことを教えられた私は、恥ずかしながら芸術家を目指しています。 日々、作品をうみだしていくとき、このような志しでいることの大切さを実感するのです。

ファンであり、なんとなくジャンルは違えど、何かを生み出していく同士。 妙なライバルというか、憧れの人たち。というか。。。 追いつけ、追い越せなおもいがありました。

次第に、この人たちと仕事ができたらおもしろいかもなあ。。と、おもいはじめると、クリエ-タ-として接したい。。。 パソコン買って、このWHAT-3を始めていました。

イラストレ-タ-も、フォトショップもフラッシュもHTMLもWEBに関して すべて独学でやってこられた力は「いつか」を願っていたのが源だったとおもいます。

WHAT-3をはじめて、いろんなところに遠征するようになると、日本全国に(大袈裟)友達ができました。 そのかいあってか、大阪の某DJイベントのDJさんともお友達になったり、 大阪の某バンドの人たちと仲良くしていただいたりと。。。

なんといっても、RSRにて大集合することが切っ掛けで「蝦夷暴動」Tシャツを制作したのは大きな事件です。

4人がそれぞれに活動を始めました。

それを、目にして、ようやく解散を受け止められるようになりました。

もお、彼等は歩き始めている。

自分だって!と、おもえるようにったのでした。

だから、ここに最後のツア-レポをアップします。

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